【そわか流】イギリスのリアルな食生活!自炊レシピ・おすすめスーパー・外食事情まで徹底レポート
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イギリス🇬🇧のご飯って実際どう!?
「イギリス留学、楽しみだけど…ご飯だけが本当に心配!」 「イギリスの食事はまずいって噂、あれって本当なの…?」
こんにちは!元イギリス留学生のそわかです。「Abbeyに恋して そわかのイギリス留学情報Navi」へ、ようこそお越しくださいました。
留学を考えた時、期待と同じくらい、いや、もしかしたらそれ以上に心をよぎるのが「食」に関する不安かもしれませんね。
この記事では、そんなあなたの不安を解消すべく、イギリスのリアルな食事情から、賢いサバイバル自炊術、そして「当たり」と「ハズレ」の外食の見つけ方まで、私の体験を元に全部お話しします!
何を隠そう、好き嫌いが全くないこの私でさえ、イギリスの味付けには最初、かなり苦戦しました。渡英して50日目、友達と何気なく入ったマクドナルドのハンバーガーに「生まれて初めて、美味いもん食った…!」と本気で感動したほどです。
この記事が、あなたのイギリスでの食生活の不安を少しでも和らげ、現地のリアルな食を楽しむためのヒントになれば、心から嬉しいです。
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私の基本は自炊!そわか流・イギリスでのサバイバル自炊術
まず結論から言うと、イギリスで食費を抑え、心穏やかに過ごすには、自炊が基本になります。スーパーに行くと、その理由がきっと分かるはずです。
⭐️まずはスーパーへ行こう!私の御用達は「Sainsbury's」
私が住んでいたバーススパ大学の近郊には、「Sainsbury's(セインズベリーズ)」をはじめ、大きなスーパーがいくつかあり、食材は主にそこで購入していました。
初めてイギリスのスーパーに入って驚いたのは、その冷凍食品コーナーの広さ!体感ですが、スーパーの4分の1くらいが、ずらーっと冷凍食品で埋め尽くされているんです。ピザ、パイ、ラザニア、フィッシュアンドチップス…。その光景はまさに圧巻で、「イギリス人はあまり料理をしない」という噂も、あながち間違いではないのかも…なんて思ってしまいました。
⭐️そわか家のスタメン食材!これさえあれば生き残れる!
そんなスーパーで、私がいつもストックしていたスタメン食材をご紹介しますね。
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救世主(安くて美味しい):ジャガイモとパスタ この2つは本当に安くて、私の食生活を力強く支えてくれました。茹でたり、焼いたり、マッシュポテトにしたり…ジャガイモのレパートリーを増やすことが、イギリス自炊生活の第一歩かもしれません。
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パンについての面白い発見 パンも安いのですが、イギリスのパンは無添加や天然酵母のものが多く、美味しいけれど、日本のパンに比べて驚くほど早くカビが生えます。なので、まとめ買いはおすすめしません。この経験を通して、「日本の、いつまでもカビが生えないパンの方が、もしかしたら少し怖いのかも?」なんて、食の安全について考えさせられもしました。
⭐️ちょっと覚悟が必要?な食材の物価事情
ジャガイモやパスタは安いのですが、残念ながらその他の食材は、基本的に日本より高いという印象でした。
特にフルーツ!みかんやりんごは普通のお値段なのですが、ブドウは恐ろしく高くて、なかなか手が出せませんでした。現地の桃は日本のものより硬く、梨は逆にとろけるようにやわらかい、といった食感の違いも面白かったです。
そして、お魚好きの方には少し寂しいお知らせかもしれません。スーパーに並んでいるお魚は、ほとんどがサーモンと、イワシらしきお魚ばかり…。たまに違う種類のお魚も売っていますが、少しお高めでした。
⭐️日本人の魂!「お米」との上手な付き合い方
日本食が大好きな私は、炊飯器を友人と共同購入して、毎晩のようにお米を炊いていました。
スーパーには日本米も売ってはいるのですが、まず割高です。そして、しばしば他の日本人留学生に買い占められて、棚が空っぽになっていることも…。タイ米やインド米など、他の種類のお米も試してみましたが、正直なところ、私の口には合いませんでした。
日本から持っていった「サトウのごはん」のようなパックご飯が、何度私を救ってくれたことか…。お米が好きな方は、いくつか持参することを強くおすすめします。
悲劇!イギリスで私が遭遇した「まずい」食べ物たち
ここからは、私の個人的な体験談です…。
🍤エビマヨサンドイッチ事件:生まれて初めて食べ物を捨てた日
イギリスのスーパーやカフェには、色とりどりの具材が挟まった、それはもう美味しそうなサンドイッチがたくさん並んでいます。私も最初は「どれにしようかな」とワクワクして選んだんです。日本ではあまり売っていないような具の入ったサンドイッチもたくさんあり、エビ好きなく私が一番最初に選んだのが、エビマヨタルタルサンドイッチ🥪と定番の卵サンド!
でも、一口食べて、その味付けに衝撃を受けました。何とも表現しがたい、独特の風味…。平たくいえば、ま、ず、い………💦好き嫌いのない私が、申し訳ない気持ちでいっぱいになりながら、生まれて初めて、食べ物を半分以上残してしまいました。私の周りの日本人の友人も、サンドイッチはことごとく口に合わないと言っていました。
味付けが根本的に違うんですね、何が口に合わないか、それは間違いなく、マヨネーズやタルタルなどの味付けです…ちょっと日本人には合わない感じの味です。
そわかからの鉄則:イギリスではサンドイッチでなく、その近くに売っているタコスを買うべし!タコスは美味しいです!
🥗サラダの罠は「ドレッシング」にあり!
ヘルシーそうに見えるサラダも、私にとっては難敵でした。原因は、ドレッシングです。日本のごまドレッシングや青じそドレッシングがいかに素晴らしい発明であるかを、イギリスで痛感しました。
絶望の果てに見つけた光!「これならイケる!」美味しいイギリス&外食リスト
まずいものばかりではありません!ちゃんと心から「美味しい!」と思えるものも、たくさんありましたよ!
⭐️イギリス伝統料理、食べるならこの2択!
パブで食べられる伝統料理は、正直なところ、あまり期待しすぎない方が良いかもしれません…。でも、この2つは別格でした!
- フィッシュ・アンド・チップス: 外はカリッと、中はフワッとした白身魚のフライに、ビネガーをたっぷりかけて食べる本場の味は、間違いなく美味しいです!
- イングリッシュ・ブレックファースト: ベーコン、ソーセージ、卵、ベイクドビーンズ、マッシュルーム、トマトなどがワンプレートになった、ボリューム満点の朝食。休日のブランチにぴったりで、満足度の高い一皿です。私は、マッシュルームと丸焼きのトマトが大好きでした!!
⭐️外食で迷ったら、お守りの言葉は「イタリアン」!
私が留学していたバースには、イタリアン、中華、インド、フランス、タイ、スペイン、トルコなど、世界各国のレストランがたくさんありました。週に一度くらいは、友達と外食を楽しんでいましたよ。
その中でも、迷ったらイタリアンに入れば、まずハズレはありません! これは世界共通の真理かもしれませんね。 その他、トルコ料理のケバブ、スペイン料理のパエリア、そして中華料理も、日本人の口に合う美味しいお店が多かったです!
紅茶とスイーツは天国!イギリスのティータイムは最高だった!
食事では色々と苦戦しましたが、お茶の時間だけは、間違いなく天国でした!
スコーン、マフィン、クッキーといったイギリスの焼き菓子は、本当に美味しいんです。特に、クロテッドクリームとジャムをたっぷりつけて食べる本場のスコーンは格別。ぜひ、色々なカフェのアフタヌーンティーを試してみてください。
そして何より、紅茶です!スーパーには、驚くほどたくさんの種類の紅茶が、手頃な価格で並んでいます。色々試してお気に入りを見つけるのも、イギリス生活の醍醐味ですよ。
イギリスの水事情 - 硬水は慣れれば「住めば都」?
イギリスの水道水は基本的には飲めますが、石灰分が多い硬水です。そのためか、私も含め、周りの友人はみんなお店でボトル入りの水を購入していました。
正直、最初は硬水の味が少し苦手でした。でも不思議なもので、毎日飲んでいるうちにだんだん慣れてきて、むしろ美味しく感じるようになりました。人間の味覚って、環境に適応していくのかもしれませんね。「住めば都」とは、よく言ったものです。
附録:イギリスの簡単自炊レシピ🇬🇧
1️⃣簡単イングリッシュブレックファースト
所要時間: 約20分
材料 (1人分):
- 食パン: 1枚 (厚切りがおすすめ)
- 卵: 1個
- ソーセージ: 1本 (ジョンソンヴィルなどの太めのものが雰囲気が出ます)
- ハーフベーコン: 2枚
- マッシュルーム: 2~3個 (スライス)
- ミニトマト: 3~4個
- ベイクドビーンズ: 適量 (缶詰のもの)
- バター: 小さじ1 (トースト用)
- お好みでケチャップ、マスタード
作り方:
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準備:
- ミニトマトは半分に切る。
- マッシュルームは石づきを取り、薄切りにする。
- ソーセージに数カ所、フォークなどで穴をあけておく。
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焼く:
- フライパンを中火に熱し、ソーセージとベーコンを焼く。ソーセージは焦げ目がつくまでじっくり、ベーコンはカリッとするまで焼く。焼けたら一度取り出しておく。
- 同じフライパンにマッシュルームとミニトマトを入れ、軽く塩胡椒をして炒める。しんなりしたら取り出す。
- 卵は目玉焼きにする。お好みの固さに焼く。
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温める・トーストする:
- ベイクドビーンズは、小鍋に移して温めるか、耐熱容器に入れて電子レンジで温める。(目安: 600Wで1分程度)
- 食パンはトースターでこんがりと焼く。焼けたらバターを塗る。
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盛り付け:
ポイント:
- ソーセージ: 日本のスーパーでは、プリマハムの「香薫」や日本ハムの「シャウエッセン」など、少し太めのソーセージを使うと、より本格的な雰囲気に近づきます。ジョンソンヴィルのソーセージがあればさらに良いです。
- ベイクドビーンズ: 輸入食材店や大きめのスーパーであれば、ハインツなどのベイクドビーンズの缶詰が手に入ります。なければ、大豆の水煮をケチャップとウスターソースで煮詰めて代用することもできますが、市販のベイクドビーンズの方が手軽で美味しく仕上がります。
- マッシュルーム・トマト: これらは省略してもOKですが、入れると彩りも栄養バランスも良くなります。
- トースト: 厚切り食パンを使うと、より満足感が得られます。
アレンジ:
- ハッシュブラウン: 冷凍のハッシュブラウンがあれば、フライパンで焼いて添えるとボリュームアップ。
- ブラックプディング (ブラッドソーセージ): 本来はイングリッシュブレックファーストの定番ですが、日本では手に入りにくいので、今回は省略しました。もし手に入る機会があれば、ぜひ試してみてください。
- 紅茶: イングリッシュブレックファーストには、ぜひ濃いめに淹れたミルクティーを合わせてみてください。
これで、手軽に美味しいイングリッシュブレックファーストが楽しめますよ!
2️⃣シェパーズパイ / コテージパイ (Shepherd's Pie / Cottage Pie)
ひき肉の上にマッシュポテトを乗せてオーブンで焼く、イギリスの代表的な家庭料理です。ラム肉を使うとシェパーズパイ、牛肉を使うとコテージパイと呼ばれます。
材料 (2人分):
- 合いびき肉: 200g
- 玉ねぎ: 1/2個 (みじん切り)
- 人参: 1/3本 (みじん切り)
- マッシュルーム: 2~3個 (薄切り)
- にんにく: 1かけ (みじん切り)
- トマト缶 (カット): 1/2缶 (約200g)
- コンソメキューブ: 1個
- ウスターソース: 大さじ1
- ケチャップ: 大さじ1
- 水: 100ml
- 塩、こしょう: 少々
- オリーブオイル: 大さじ1
マッシュポテト:
- じゃがいも: 2個 (約300g)
- 牛乳: 50ml
- バター: 10g
- 塩、こしょう: 少々
作り方:
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マッシュポテトを作る:
- じゃがいもは皮をむき、一口大に切ってやわらかくなるまで茹でる。
- 湯を捨てて鍋に戻し、弱火で水分を飛ばす。
- 熱いうちに潰し、牛乳、バター、塩、こしょうを加えてなめらかになるまで混ぜる。
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ミートソースを作る:
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焼く:
- 耐熱皿にミートソースを入れ、その上にマッシュポテトを乗せて表面をフォークなどでならす。
- 200℃に予熱したオーブンで、表面に焼き色がつくまで15~20分焼く。
3️⃣フィッシュ&チップス (Fish and Chips)
イギリスのソウルフード!白身魚のフライとフライドポテトの組み合わせです。揚げ物なので少し手間はかかりますが、家庭でも楽しめます。
材料 (2人分):
- タラの切り身: 2切れ
- じゃがいも: 2個
- 衣:
- 薄力粉: 80g
- 冷たいビール (または炭酸水): 100ml
- 塩: ひとつまみ
- ベーキングパウダー: 小さじ1/2
- 揚げ油: 適量
- 塩、モルトビネガー (あれば) またはレモン: 適量
作り方:
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チップス (フライドポテト) を作る:
- じゃがいもは皮をむき、拍子木切りにする。
- 水にさらしてでんぷんを洗い流し、水気をしっかり拭き取る。
- 160℃の油で、じゃがいもが透明になるまで5分ほど揚げる。一度取り出して油を切る。
- 食べる直前に180℃の油で、カリッとするまで揚げる。
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フィッシュ (白身魚のフライ) を作る:
- タラの切り身は水気を拭き取り、軽く塩こしょうをする。
- 衣の材料をボウルに入れ、粉っぽさがなくなるまで混ぜる (混ぜすぎないこと)。
- 170℃の油で、タラに衣をまとわせて揚げる。衣がカリッと黄金色になるまで揚げる (片面3~4分ずつ)。
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盛り付け:
- 揚げたフィッシュとチップスを皿に盛り付け、熱いうちに塩を振る。
- お好みでモルトビネガーをたっぷりかけるか、レモンを絞っていただく。
ポイント:
- 衣: ビールを使うとより本格的で軽い衣になりますが、炭酸水でも美味しくできます。冷たい液体を使うのがポイントです。
- モルトビネガー: イギリスでは定番ですが、日本ではあまり見かけません。お酢やレモン汁で代用してもOKです。
4️⃣スコーン (Scones)
お菓子ですが、イギリスのティータイムには欠かせない一品です。意外と簡単に作れて、焼きたては格別です。
材料 (6個分):
- 薄力粉: 200g
- ベーキングパウダー: 小さじ2
- 砂糖: 大さじ2
- 塩: ひとつまみ
- 無塩バター: 50g (1cm角に切って冷やしておく)
- 牛乳: 100ml
- (つや出し用) 溶き卵または牛乳: 少々
作り方:
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粉類を混ぜる:
- 薄力粉、ベーキングパウダー、砂糖、塩をボウルに入れ、泡立て器でよく混ぜ合わせる。
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バターを混ぜ込む:
- 冷やしておいたバターを加え、指先で粉とバターをすり合わせるように混ぜる。バターが米粒くらいの大きさになるまで混ぜる。
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牛乳を加える:
- 牛乳を一度に加え、ゴムベラで切るように混ぜる。粉っぽさが少し残る程度でOK。
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まとめる:
- 生地を台に出し、軽く手で押さえてまとめる。こねすぎると固くなるので注意。
- 生地を厚さ2cmくらいに伸ばし、型抜き (または包丁で切り分け) する。
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焼く:
- オーブンシートを敷いた天板に並べ、表面につや出し用の溶き卵か牛乳を塗る。
- 200℃に予熱したオーブンで12~15分、きれいな焼き色がつくまで焼く。
ポイント:
- バターと牛乳: 必ず冷たいものを使うと、サクサクのスコーンになります。
- 混ぜすぎない: 生地をこねすぎるとグルテンが出てしまい、固いスコーンになってしまうので注意しましょう。
- 食べ方: 焼きたてのスコーンに、クロテッドクリームやジャムを添えて食べるのがイギリス流です!
まとめ:イギリスの食生活は、一種の冒険だ!
イギリスの食生活は、正直に言って、当たりハズレの大きい、一種の冒険のようなものかもしれません。
でも、賢く自炊し、美味しいものを見つけるアンテナを張り巡らせれば、十分に食を楽しむことはできます。そして、「まずい!」と感じた経験さえも、今となっては友達との笑い話であり、留学の忘れられない貴重な思い出の一部です。
この記事が、これからイギリスへ旅立つあなたの食生活への不安を少しでも和らげ、現地のリアルな食を楽しむためのヒントになれば、心から嬉しいです。
あなたのイギリスでの食生活が、美味しくて、そして楽しいものでありますように!
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