
留学中のホームシックや孤独感との付き合い方|私が実践した5つの乗り越え方
こんにちは!元イギリス留学生のそわかです。「Abbeyに- 恋して そわかのイギリス留学情報Navi」へ、ようこそお越しくださいました。
「イギリス留学、楽しみだけど、一人でやっていけるかな…」
「もし、ホームシックになってしまったらどうしよう」
留学準備中、期待と同じくらい、あるいはそれ以上に、そんな「孤独」への不安を抱えている方も多いのではないでしょうか。その不安は、留学を経験した人なら誰もが理解できる、とても自然な感情です。
今回の記事を書き始めるにあたり、まず、読者の皆さんに正直にお伝えしなければならないことがあります。
実は、私自身は留学中、一度も「ホームシック」にはかかりませんでした。
私は昔から「一人が平気、むしろ心地よい」と感じるタイプで、幸運にも留学中は友人や先生にも恵まれました。
「じゃあ、ホームシックにならなかったあなたに、何が分かるの?」
そう思われるかもしれません。
なぜ、そんな私が今回の記事を書くのか。それは、私のすぐ隣で、ホームシックの本当の辛さを間近で見てきたからです。
私のシェアルームのフランス人の女の子は、毎晩Skypeでフランスの家族と話し、そのたびに声を殺して泣いていました。仲良くなった日本人の友人も、「日本に帰りたい」と毎日のように家族と電話し、日に日に元気がなくなっていく姿を、私はすぐそばで見ていたのです。
だから、今回の記事は「私が辛さを乗りこえた感動的な克服法」ではありません。
ホームシックになりにくいタイプの私が、「なぜ留学中、孤独を感じずに済んだのか」を徹底的に分析した、【環境構築のための5つの実践法】です。
厳しい現実を目の当たりにしたからこそ、この「予防策」とも言える実践法が、今不安なあなたの、そして現地で今まさに苦しんでいるあなたの、「お守り」のような記事になればと願っています。
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第1章:なぜホームシックになるのか?(私が間近で見た友人たちの姿)

🔺私が通っていたバーススパ大学の校舎の一部です☝️
私がそばで見ていた友人たちは、決して「心が弱い」わけではありませんでした。むしろ、優秀で、明るく、行動的な人たちでした。そんな彼女たちが苦しむ姿を客観的に見ていて、ホームシックの正体は、いくつかの要因が組み合わさってできていると感じました。
- 理想と現実のギャップ: 想像していた「キラキラの留学生活」と、実際は地味な「エッセイ地獄」や「聞き取れない英語」という現実との差。このギャップに、まず心が折られます。
- 「比較」からくる孤独: Instagramを開けば、日本に残った友人たちが楽しそうに飲み会をしている写真。それに比べて、自分は図書館で一人、課題と格闘している…。SNSが、かえって孤独感を煽ります。
- 「日本」との繋がりすぎ(これが一番の要因かも): 私が最も強く感じたのが、これです。毎晩Skypeで家族と泣いていた友人は、物理的にはイギリスにいても、心(意識)は常に日本にありました。いつでも日本と繋がれる安心感は、裏を返せば「いつまでもイギリスの生活に意識が向かない」という状態を生みます。そのため、現地の生活に馴染むのが遅れ、さらに孤独を感じる…という悪循環に陥っていたように見えました。
第2章:私が「孤独」を感じなかった5つの理由と実践法

では、そんな環境の中、なぜ私は平気だったのか。それは、私自身の「一人が平気」という特性に加え、無意識のうちに「孤独に陥らないための予防策」となる行動を取っていたからだと思います。
私だからこそ語れる、「孤独に陥らないための環境構築法」を5つ、ご紹介します。
実践法①:「一人の時間」を「孤独」ではなく「贅沢」と捉え直した
これは私の元々の性格が大きく影響していますが、留学生活において非常に重要なマインドセットです。
留学中は、日本にいる時よりも、否応なしに「一人になる時間」が増えます。その時間を「誰も構ってくれない、寂しい時間(=孤独)」と捉えるか、「誰にも邪魔されず、自分のためだけに使える贅...
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実践法②:「大学」と「寮」以外の「第三の居場所」を作った
ホームシックに陥っていた友人の多くは、生活が「大学(授業)」と「寮(自室)」の往復だけで完結しがちでした。人間関係がその二つに限定されると、そこでうまくいかなかった時に、一気に「自分の居場所がない」と感じてしまいます。
私は、意識的に「第三の居場所」を作りました。それが、「女子ラグビー部」です。
私はスポーツ音痴ですし、ルールも全く知りませんでした。でも、その「英語力」や「スキル」が関係ないコミュニティに、「えいっ!」と飛び込んだ勇気。これが、私の留学生活の景色を180度変えました。そこにはイギリス人の仲間がいて、練習という「共通の目的」があり、英語がうまく話せなくても「仲間」として受け入れてくれる温かさがありました。
実践法③:「日本人」を避けすぎず、「安全基地」として大切にした
「留学中は、日本人と固まるな」
留学ガイドブックには、必ずこう書かれています。私は、この言葉に半分賛成、半分反対です。
私の留学生活が充実していた大きな理由の一つに、「日本人の友達に恵まれたこと」があります。イギリスの大学で戦うためには、母国語である日本語で、ストレスや愚痴、課題の難しさを100%共有できる「安全基地(セーフティネット)」は絶対に必要です。
そこで心の底から安心できるからこそ、「よし、明日もラグビー部(外の世界)で頑張ろう」と、外へ飛び出すエネルギーが湧いてくるのです。大切なのは「日本人とだけ固まる」のではなく、「日本人との繋がりも大切にする」というバランス感覚です。
実践法④:「小さな接点」を自分から作り、日常を味方につけた
「友達を作らなきゃ!」と意気込むと、かえって疲弊してしまいます。私が実践していたのは、「友達」という大きな存在ではなく、「小さな接点」を日常に散りばめることでした。
- 寮の共有キッチンで誰かに会ったら、必ず "Hi, how are you?" と声をかける。(寮はイギリス人学生が中心でした)
- 授業で隣になった子に「この課題、大変だよね」と話しかける。(私のコースは中国、イタリア、フランスなど多国籍でした)
- 先生のオフィスアワー(質問時間)に、勉強の質問ついでに「イギリスのこのお菓子、どう思う?」と雑談してみる。
この「挨拶+α」の小さな接点の積み重ねが、「自分はこのコミュニティの一員なんだ」「ここにいてもいいんだ」という居場所の感覚(所属感)を、ゆっくりと、でも確実に育ててくれました。
実践法⑤:「日本との連絡」に、あえて「制限」をかけた
これは、ホームシックに苦しんでいた友人たちを、そばで見ていて痛感したことです。
いつでも連絡が取れる安心感は、裏を返せば「いつまでも日本に依存できてしまう」ということ。毎日、日本の家族や恋人と長電話していた友人は、いつまでも「お客様」気分のまま、イギリスの生活に適応するスイッチが入らないように見えました。
私は、家族との連絡は「月に2〜3回のメールと、極たま〜にのSkype」と、自然とそうなっていました。それ以外の平日は、目の前の課題、ラグビー部の練習、友人との時間に集中する。
物理的にイギリスに来たのなら、「心」もイギリスに置く時間を、意識的に、あるいは強制的に作ること。それが、結局は現地に適応する一番の近道であり、ホームシックから抜け出す最良の薬になるのだと、私は思います。
第3章:それでも今、辛いあなたへ(私が友人にしてあげたこと)

ここまで紹介したのは、あくまで「予防策」です。では、今まさにホームシックの渦中にいて、今回の記事を読んでいるあなたは、どうすればいいか。
- まずは、その感情を「認める」こと
ホームシックは、病気ではありません。「弱い」とか「恥ずかしい」とか、自分を責める必要は全くありません。生まれ育った環境から遠く離れ、言葉も文化も違う場所で挑戦している。そんな環境で、不安にならない方がおかしいのです。「そっか、私、今、辛いんだな」と、まずは自分の感情を認めてあげてください。 - 私が友人のためにしたこと
私は、泣いているフランス人のルームメイトに、無理に「イギリスは楽しいよ!外に出ようよ!」とは言えませんでした。私がしたのは、ただ一緒に日本から持ってきた緑茶を淹れて飲んだり、彼女の愚痴を「うん、うん」と聞いたりすることだけです。日本人の友人とは、一緒に日本食(お米と味噌汁!)を作って食べ、「辛いね」「課題終わらないね」と日本語でとことん語り合いました。
そして、彼女たちが少しだけ元気になって、「どこか行きたいかも」と呟いた時に、初めて「じゃあ、近所のクリスマスマーケット、行ってみない?」と、ハードルの低い場所に一緒に連れ出しました。 - 専門家を頼る
大学には必ず、「留学生サポートデスク」や「無料カウンセリングサービス」があります。「こんなことで相談なんて…」と思わずに、辛い気持ちをプロに吐き出すことを躊躇しないでください。彼らは、何百人もの留学生を救ってきたプロフェッショナルです。
心の健康も、体の健康と同じくらい大切です。
まとめ:孤独を知るから、繋がりに感謝できる

留学生活で、「孤独」を一度も感じない人はいません。それは、ホームシックにならなかった私ですら同じです。ふとした瞬間に、言葉にできない疎外感や不安に襲われることはありました。
大切なのは、孤独を無理に消そうとすることではなく、孤独と「うまく付き合う」方法や、「小さな繋がり」を自分で構築していく技術(すべ)を知っておくことだと思います。
今回の記事で紹介した5つの実践法は、ホームシックの「予防」であると同時に、あなたの留学生活を何倍も豊かにする「攻め」の行動でもあります。「一人が心地よい」私でさえ、ラグビー部や寮の仲間、日本人の友人たちとの「繋がり」があったからこそ、留学生活を最高のものにできました。
あなたの留学生活が、孤独に負けない、実りある時間になることを心から願っています。
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