【給付型も諦めない!】イギリス留学で使える奨学金まとめ|探し方から応募のコツまで
留学費用は奨学金もおすすめ!
「イギリス留学、行ってみたいけど、費用を見るとため息が出ちゃう…」 「奨学金って、すごく優秀な特別な人しかもらえないんでしょ?」
こんにちは!元イギリス留学生のそわかです。「Abbeyに恋して そわかのイギリス留学情報Navi」へ、ようこそお越しくださいました。
イギリス留学という大きな夢を前にして、費用の壁は本当に高く感じられますよね。その気持ち、痛いほどよくわかります。
でも、もしあなたが今、費用のことだけで留学を諦めかけているとしたら、この記事をもう少しだけ読み進めてみてください。諦めるのは、まだ早いかもしれませんよ!あなたが知らないだけで、挑戦できるチャンスは、実はたくさんあるんです。
実は私自身も、留学中は月々5万円の奨学金をいただき、そのおかげで夢だったイギリスでの生活を叶えることができました。奨学金という心強い支えがあったからこそ、お金の心配を少しだけ減らして、バースでのかけがえのない学びや経験に集中できたと、心から感じています。
この記事では、イギリス留学で使える奨学金にはどんな種類があるのか、どうやって探せばいいのか、そして、選考を突破するためのちょっとしたコツまで、私の経験を交えながら、詳しくお話ししていきますね。
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まず知っておこう!イギリス留学奨学金の基本の「キ」
奨学金と一言で言っても、実は色々な種類があります。まずは基本から、分かりやすく解説しますね。
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給付型(返済不要) vs 貸与型(要返済)
【そわかからのアドバイス】 まずは給付型奨学金に挑戦してみて、並行して、現実的な選択肢として貸与型の奨学金も調べておく、という両面作戦がおすすめですよ!
【日本国内で応募できる】主なイギリス留学向け奨学金リスト
まずは、日本にいる間に応募できるものをチェックしていきましょう!留学が決まる前や、決まった直後に応募するものが多いので、早めの情報収集がカギになりますよ。
① 独立行政法人日本学生支援機構(JASSO)
留学を考える多くの学生が、まず最初に調べるのがJASSOの奨学金です。
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海外留学支援制度(協定派遣)
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対象者: 日本の大学に在籍し、大学間の交換留学制度で留学する学生。
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種類: 給付型(返済不要)
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給付内容: 月額6万円~10万円程度(留学先の地域によります)。
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応募時期: 在籍している大学によって異なります。留学の学内選考と同時期か、その少し後くらいが多いです。
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そわかからのワンポイント: 交換留学が決まったあなたは、まず大学の国際交流課や留学担当の窓口へGO!です。この制度が利用できるか、手続きはどうすればいいか、一番確実な情報を得られますよ。
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第二種奨学金(海外)
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対象者: 海外の大学・大学院に自費で進学する学生。
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種類: 貸与型(要返済・有利子)
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貸与内容: 月額2万円~12万円の中から自分で選択できます。
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応募時期: 在籍する学校経由で、年に2回(春・秋)募集があることが多いです。
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そわかからのワンポイント: 貸与型ですが、多くの人が利用している心強い制度です。将来の返済計画をしっかり立てた上で、選択肢の一つとして考えてみてくださいね。
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② 地方自治体や国際交流団体の奨学金
これは意外な、でもとても有力な選択肢です!
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対象者: その都道府県や市町村に在住、またはそこの高校・大学に在籍している学生など。
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種類: 給付型も、貸与型もあります。
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給付内容: 団体によって様々ですが、月額数万円~数十万円の給付など、手厚いものも。
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探し方のヒント: ぜひ一度、「(あなたのお住まいの都道府県名) 留学 奨学金」で検索してみてください。「こんな制度があったんだ!」という発見があるかもしれません。応募者がその地域の人に限られるので、全国区の奨学金より競争率が低い「穴場」の場合もありますよ。
※参考サイト(一例)👇
・東京都留学助成金
https://hojyokin-portal.jp/columns/tokyo_ryugaku_jyosei
・大分県高校生海外留学支援事業
令和7年度 大分県高校生海外留学支援事業について - 大分県ホームページ
③ 民間企業の財団による奨学金
多くの企業や財団が、未来への投資として学生の留学を支援しています。
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対象者: 専門分野(理系、経済学など)が指定されていたり、成績優秀者向けだったりすることが多いです。
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種類: ほとんどが給付型です。
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特徴: 将来のリーダーとしての資質や、国際社会への貢献意欲などが問われることが多いです。各財団のウェブサイトで、過去に採用された先輩方のレポートなどを読むと、「どんな人材を求めているのか」が見えてきて、応募書類作成のヒントになりますよ。
※参考サイト(一例)👇
経団連グローバル人材育成スカラーシップ | 留学奨学金検索 | トビタテ!留学JAPAN | 文部科学省
④ トビタテ!留学JAPAN
意欲のある若者を応援する、文部科学省の有名なプログラムです。
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対象者: 高校生、大学生など。
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種類: 給付型
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特徴: 学業成績だけでなく、「自分だけのユニークな留学計画」や「情熱」が重視されるのが大きな特徴。「多様性人材コース」など様々なコースがあり、自分のやりたいことを応援してくれます。
【現地で探す】イギリスの大学・政府が提供する奨学金
留学先の大学が決まったら、現地の奨学金も積極的に探してみましょう!意外とたくさんあるんですよ。
① 各大学独自の奨学金 (Scholarships / Bursaries)
ほとんどのイギリスの大学が、留学生向けに独自の奨学金制度を用意しています。
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対象者: その大学に出願する、または在籍する留学生。成績優秀者向け、特定の学部生向け、特定の国籍(日本含む)向けなど、種類は様々です。
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種類: ほとんどが給付型で、学費の一部免除という形が多いです。
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給付内容: £1,000~£10,000程度(約20万円~200万円)の学費割引や、学費の10%~50%免除など、大学によって本当に色々です。
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探し方のコツ:
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志望校のウェブサイトで、「Scholarship」「Funding」「Fees and Funding」といったページをくまなく探してみてください。
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「(志望大学名) + scholarship for japanese students」で検索してみるのも有効な手です。
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注意点: 大学の出願と同時に自動的に選考対象になるものと、別途エッセイなどを提出して応募が必要なものがあるので、募集要項をしっかり確認してくださいね!
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② イギリス政府系の奨学金
イギリス政府や関連機関も、優秀な留学生を惹きつけるための奨学金を用意しています。
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Chevening(チーヴニング)奨学金
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【ひと目でわかる!】主なイギリス留学向け奨学金リスト
たくさんあって少し複雑に感じるかもしれないので、これまでご紹介した主な奨学金を表にまとめてみました!自分に合いそうなものはどれか、チェックしてみてくださいね。
奨学金名 |
募集元/種類 |
主な対象者 |
給付/貸与 |
内容の目安 |
主な応募時期 |
そわかの探し方ヒント! |
海外留学支援制度(協定派遣) |
日本(JASSO) |
大学間の交換留学生 |
給付型 |
月額6〜10万円 |
在籍大学による |
まずは大学の国際交流課へ相談!これが一番の近道です。 |
第二種奨学金(海外) |
日本(JASSO) |
海外の大学・大学院へ進学する学生 |
貸与型 |
月額2〜12万円 |
年2回(春・秋) |
多くの人が利用する制度。在籍大学を通じて申し込みます。 |
日本(各自治体) |
その地域に在住・在学する学生 |
給付/貸与 |
団体による |
団体による |
「〇〇県 留学 奨学金」で検索!意外な穴場が見つかるかも。 |
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民間財団の奨学金 |
日本(各財団) |
専門分野や成績優秀者など |
給付型 |
団体による |
留学前年が多い |
財団の理念と自分の目標が合うかが鍵。熱意を伝えるエッセイが重要! |
トビタテ!留学JAPAN |
日本(文部科学省) |
高校生・大学生 |
給付型 |
年1回程度 |
成績だけでなく、ユニークな留学計画と情熱でアピール! |
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大学独自の奨学金 |
イギリス(各大学) |
その大学への留学生(国籍・学部指定も) |
給付型 |
学費の一部免除など |
大学・コースによる |
志望校のHPで「Scholarship」を探す! 別途応募が必要か要確認。 |
Chevening奨学金 |
イギリス(政府) |
イギリスの大学院(修士)に進学する学生 |
給付型 |
学費全額、生活費など |
留学前年8月頃〜 |
将来のリーダー候補向け。 職務経験やビジョンが問われます。 |
【表を見るときのポイント】
この表は、あくまで数ある奨学金の中のほんの一部です。そして、応募時期や内容は毎年変わる可能性があります。
一番大切なのは、この表をきっかけにして、興味を持った奨学金の公式サイトを自分でじっくりと読み込み、最新で正確な情報を手に入れることです。
大変な作業に感じるかもしれませんが、奨学金探しは、自分の留学計画をより深く見つめ直す、とても良い機会にもなりますよ。
あなたの努力が素晴らしいチャンスに繋がることを、心から応援しています!
奨学金ゲットへの道!情報収集から応募までの5ステップ
夢を現実に変えるための、具体的な行動計画です。
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Step 1: 情報収集(1年前にはスタート!) 多くの奨学金は、出願の1年~半年前には募集が始まります。JASSOのサイトや、大学の国際交流課、留学情報サイトなどをこまめにチェックする習慣をつけましょう。
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Step 2: 応募条件の確認とリストアップ 自分に応募資格があるものをリストアップし、締切日をカレンダーにしっかり書き込みましょう!
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Step 3: 鬼門!応募書類の準備 これが一番大変で、そして一番大事なステップです。エッセイや志望理由書など、時間をかけて丁寧に取り組みましょう。(次のセクションで詳しく解説しますね!)
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Step 4: 推薦状のお願い 大学の先生などにお願いする必要があります。締切ギリギリではなく、最低でも1ヶ月以上の余裕を持って、丁寧にお願いに上がりましょう。
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Step 5: 面接対策 書類選考を通過すると、面接があることも。英語面接、日本語面接、どちらの可能性も考えて、しっかり準備しておきましょう。
【経験者は語る】選考を突破するための3つのコツ
私が奨学金に応募した際に意識したことや、一般的に重要だと言われているコツをまとめました。
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コツ①:志望理由書(エッセイ)に、あなたの「物語」を込める! ただ「イギリスで〇〇を学びたいです」と書くだけでは、審査員の心には響きません。「なぜ日本ではなく、イギリスでなければならないのか」「なぜ他の大学ではなく、その大学のそのコースで学びたいのか」、そして「留学で得た経験を、将来どのように社会や自分の人生に活かしていきたいか」まで、あなただけの熱いストーリーを一貫して語ることが大切です。
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コツ②:「私だからこそ」というユニークな強みをアピールする! 成績がずば抜けて優秀でなくても、大丈夫です。私自身、スポーツ音痴なのに女子ラグビー部に挑戦した経験や、地方出身だからこそ持てるユニークな視点などをアピールしました。部活動、ボランティア、アルバイト…あなたのこれまでの経験の中に、必ず光る強みが眠っています。
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コツ③:丁寧な準備が、あなたの「熱意」を物語る。 誤字脱字のない完璧な書類、何度も読み返して推敲したエッセイ、教授への丁寧な推薦状の依頼…。こうした一つ一つの丁寧な準備が、「私は本気です」という何よりの熱意の証明になります。「ダメ元で応募してみよう」という気持ちも大切ですが、出すからには全力を尽くしましょう!不思議なことに、その準備の過程で、自分の留学に対する目的意識がより一層、研ぎ澄まされていきますよ。
まとめ:諦めなければ、道は開ける。
イギリス留学の費用は、決して安いものではありません。でも、だからといって、大切な夢を諦めてしまうのは、あまりにもったいないことです。奨学金という、あなたの挑戦を応援してくれる心強い味方が、世界中にたくさん存在します。
奨学金は、一部の特別な学生だけのものではありません。強い熱意と、正しい情報収集、そして諦めない気持ちがあれば、道は必ず開けます。
私自身、奨学金のおかげで、お金の心配を少しだけ減らして、バースでのかけがえのない時間に集中することができました。あのサポートがなければ、私の留学生活は全く違うものになっていたかもしれません。
この記事が、かつての私のように費用で一歩を踏み出せずにいるあなたの背中をそっと押し、夢への挑戦を後押しできたなら、これ以上に嬉しいことはありません。
あなたの挑戦を、心から応援しています!
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