
イギリス留学中の賢いお金の管理術|国際送金・キャッシュカード・現地口座開設を徹底比較
- イギリス留学中の賢いお金の管理術|国際送金・キャッシュカード・現地口座開設を徹底比較
【序章】留学生活の生命線、「お金の管理」を制する者は、留学を制す
こんにちは!元イギリス留学生のそわかです。「Abbeyに恋して そわかのイギリス留学情報Navi」へ、ようこそお越しくださいました。
イギリス留学という大きな夢。期待に胸を膨らませる一方で、現実的な問題として立ちはだかるのが「お金」のことですよね。学費や家賃の支払い、日々の買い物…。留学生活は、お金の管理と決して切り離せません。
「大きなお金を、どうやって安全にイギリスへ持って行けばいいんだろう?」 「手数料で損したくないけど、どの方法が一番お得なの?」 「英語に自信がないのに、現地の銀行で手続きなんてできるのかな…?」
留学前の私も、全く同じ不安を抱えていました。私の場合は、当時利用できたゆうちょ銀行の国際キャッシュカードをメインに、なんとか乗り切りました。一方で、英語が堪能な友人は現地の銀行口座を颯爽と開設し、日本から送金してもらっていました。それぞれの選択には、理由と、そして実際に体験してわかったメリット・デメリットがあったんです。
この記事では、そんな私のリアルな体験も交えながら、皆さんが後悔しないためのお金の管理術を、日本で一番詳しく、そして丁寧に解説することをお約束します。この記事を読めば、あなたにぴったりの方法が必ず見つかり、お金の不安を自信に変えて、イギリスへと旅立つことができるはずです。
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【第1章】選択肢は主に4つ!お金の持って行き方・使い方、全体像を把握しよう

まず、イギリスで使えるお金の管理方法には、大きく分けて4つの選択肢があることを理解しましょう。
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国際キャッシュカード / 海外対応デビットカード
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海外対応クレジットカード
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現地の銀行口座開設 + 海外送金
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現金(ポンド)
多くの留学生は、これらのうち一つだけを選ぶのではなく、複数の方法を賢く組み合わせて使っています。それぞれの特徴を、以下の比較表でざっくりと掴んでみてください。
| 比較項目 | ① 国際キャッシュ/デビット | ② クレジットカード | ③ 現地口座+海外送金 | ④ 現金 |
| 手数料の安さ | 〇 (サービスによる) | △ (海外事務手数料) | ◎ (Wise等を使えば最安) | ✕ (両替レートが悪い) |
| 利便性 | ◎ (ATMで現金化) | ◎ (キャッシュレス決済) | 〇 (家賃支払いや給与受取) | △ (高額決済不可) |
| 安全性 | 〇 (紛失時も安心) | ◎ (紛失時も安心) | ◎ (銀行が保護) | ✕ (盗難リスク大) |
| 手続きの難易度 | ◎ (日本で完結) | ◎ (日本で完結) | ✕ (現地で英語手続き) | ◎ (両替のみ) |
この表を見て、「やっぱり手続きが簡単なのがいいな」「手数料の安さが一番大事!」など、ご自身の優先順位が見えてきたのではないでしょうか。では、ここから各選択肢を徹底的に深掘りしていきます。
【第2章】国際キャッシュカード・海外対応デビットカード徹底活用術

日本で事前に準備でき、現地到着後すぐに使えるため、短期・長期問わず、ほぼ全ての留学生にとって必須アイテムと言えるのがこのタイプのカードです。日本の自分の銀行口座にある円を、イギリスのATMで現地通貨のポンドとして引き出すことができます。
2-1. 留学生の「三種の神器」- Wise, Revolut, Sony Bank WALLETを徹底比較
近年、留学生のお金の管理を劇的に変えたのが、これらのフィンテック企業が提供するサービスです。従来の銀行の国際サービスに比べて、圧倒的に手数料が安く、透明性が高いのが特徴です。
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特徴: まさに「留学生の定番」。手数料の安さと分かりやすさは群を抜いています。ミッドマーケットレート(本当の為替レート)を採用しているため、銀行のように為替レートに隠れた手数料(為替手数料)が上乗せされることがありません。
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手数料:
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両替手数料: 0.6%程度〜(通貨による)と非常に安い。
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ATM引き出し: 月2回かつ合計£200(約4万円)まで無料。それ以降は1回£0.5+1.75%の手数料がかかります。
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使い方:
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こんな人におすすめ: とにかく手数料を安く抑えたい、お金の流れをシンプルに管理したい全ての人。
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特徴: Wiseと並ぶ人気サービス。無料のスタンダードプランのほか、月額料金を支払うことで、ATMの無料引き出し枠が増えたり、海外旅行保険が付帯したりする多機能性が魅力です。
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手数料(スタンダードプランの場合):
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両替手数料: 月曜〜金曜の為替市場が開いている時間帯は、月1,000ユーロ(約16万円)相当まで手数料無料(ただし、Revolutの独自レートが適用)。土日は1%の手数料がかかります。
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ATM引き出し: 月5回または合計£200まで無料。
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Wiseとの比較: 月々の利用額が多い人や、保険などの付加価値を求める人は、Revolutの有料プランも選択肢になります。シンプルな安さを求めるならWiseが優勢です。
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2-2.【そわかの体験談】今はなき「ゆうちょ国際キャッシュカード」との日々
私が留学した当時は、まだWiseのような便利なサービスは一般的ではありませんでした。私がメインで使っていたのは、ゆうちょ銀行が提供していた国際キャッシュカードです。
私がなぜこの方法を選んだのか。それは、英語力に自信がなく、現地の銀行で複雑な口座開設の手続きをするのが、正直に言って怖かったからです。日本のゆうちょ窓口で事前に手続きを済ませておけば、あとは現地のATMにカードを入れるだけで、日本の自分の口座から直接お金を引き出せる。その手軽さと安心感は、当時の私にとって何物にも代えがたい魅力でした。
しかし、ここで大切なことをお伝えしなければなりません。この便利なゆうちょのサービスは、残念ながら現在では終了してしまっています。 だからこそ、今から留学する皆さんは、私の時代にはなかった、WiseやRevolutといった新しい、そしてさらに便利で手数料も安いサービスを、賢く選ぶ必要があるのです。英語力に不安があっても、日本で万全の準備ができる素晴らしい時代になった、ということですね!
【第3章】クレジットカードは「お守り」であり「最強の決済手段」

デビットカードがあれば現金は引き出せますが、それだけでは不十分です。クレジットカードは、必ず最低でも2枚は持っていきましょう。
3-1. なぜクレジットカードが「必須」なのか?
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身分証明の代わり: イギリスでは、ホテルのチェックイン時やレンタカーを借りる際などに、デポジット(保証金)としてクレジットカードの提示を求められることがよくあります。これはデビットカードでは代用できないことが多いです。
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高額な支払いやオンライン決済: 航空券の購入や、大学への支払いなど、高額な決済にはクレジットカードが便利で安全です。
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緊急時の備え: デビットカードが紛失や磁気不良で使えなくなった時、もう一枚クレジットカードがあれば、生活が止まるのを防げます。
3-2. 留学生におすすめのクレジットカード選び、5つのポイント
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国際ブランド: VISAか**Mastercard®**を最低1枚ずつ、合計2枚以上持っていくのが理想です。JCBやAmerican Expressは、使えるお店が限られます。
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海外旅行傷害保険: カードによっては、海外での病気やケガ、盗難などを補償してくれる保険が付いています。「自動付帯(持っているだけで適用)」か「利用付帯(旅行代金をそのカードで支払うと適用)」か、補償内容は十分か、しっかり確認しましょう。
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海外事務手数料: 海外でカード決済をすると、利用額の1.6%〜2.5%程度の手数料が上乗せされます。この手数料率が少しでも安いカードを選ぶのが、地味ですが大きな節約のコツです。
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ポイント・マイル還元率: どうせ大きな金額を使うなら、ポイントやマイルが貯まる方が断然お得ですよね。
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学生専用カード: 日本のカード会社が発行する学生専用カードは、年会費が無料だったり、ポイント還元率が優遇されていたりと、特典が充実しているので狙い目です。
3-3. 具体的なおすすめカードの例
【第4章】現地銀行口座開設 + 海外送金 - 長期滞在者のための王道戦略

1年以上の長期留学や、現地でアルバイトをする予定があるなら、現地の銀行口座の開設も視野に入れましょう。
4-1.【友人の体験談】口座開設のリアル
英語が流暢だった私の友人は、渡英後すぐに現地の銀行(HSBCだったと記憶しています)で口座を開設していました。そして、日本の家族からその口座へ、学費や生活費をまとめて海外送金してもらう、という方法を取っていました。 彼女曰く、「家賃の支払いを毎月自動で設定したり、アルバイトの給料を受け取ったりするには、やっぱり現地の口座があると圧倒的に便利!」とのこと。私にとっては少しハードルが高く感じられましたが、彼女の姿はとてもスマートに見えましたね。
4-2. なぜ現地口座が必要になるのか?
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家賃の支払い: イギリスの家賃支払いは、毎月決まった日に自動で引き落とされる「Standing Order」や「Direct Debit」という方法が一般的。これらは現地の銀行口座がないと設定できません。
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アルバイトの給与振込: 現地でアルバイトをする場合、給与は現地の銀行口座への振込が基本です。
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携帯電話の契約: 月額契約のプランは、現地の銀行口座からの引き落としが必要になることが多いです。
4-3. 口座開設のステップ・バイ・ステップガイド
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銀行選び: イギリスの4大銀行と言えば、Lloyds, Barclays, HSBC, NatWestです。留学生向けの口座(Student Account)を開設していることが多いので、各銀行のウェブサイトで特典や条件を比較してみましょう。
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必要書類の準備:
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パスポート
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BRPカード(Biometric Residence Permit - 現地で受け取る滞在許可証)
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大学が発行する在学証明書(Bank Letterと呼ばれる、住所証明を兼ねたもの)
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CAS(入学許可確認書)
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予約と面談: 多くの銀行では、オンラインで事前に来店予約が必要です。予約した日時に支店へ行き、担当者と面談します。なぜ口座が必要か、どんな目的で使うか、といった簡単な質問に答えます。
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カードとPINコードの受け取り: 口座が開設されると、後日、キャッシュカードと、暗証番号(PINコード)が別々の郵便で、登録した住所に送られてきます。
4-4. 海外送金サービスの徹底比較:Wise vs 銀行
現地口座にお金を送る際、どのサービスを使うかで手数料が大きく変わります。
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Wise / Revolut: ここでも、これらのサービスが最強です。日本のあなたの口座から、イギリスのあなたの口座へ、驚くほど安く、早く、簡単に送金できます。為替レートも良いため、銀行経由の送金と比べて、100万円送金すると1万円以上も差が出ることがあります。
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日本の銀行からの海外送金(SWIFT送金): 伝統的な方法ですが、手数料(送金手数料、中継銀行手数料、受取手数料など、何重にもかかる!)が非常に高く、時間も数日かかります。特別な理由がない限り、今はあまりおすすめできません。
【第5章】現金(ポンド)との賢い付き合い方

キャッシュレス化が進むイギリスですが、現金が必要な場面もまだあります。
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日本で両替していくべき金額は? 渡英後、空港から滞在先までの交通費や、初日の食事、SIMカードの購入など、すぐにカードが使えない場面に備えて、**最低でも300〜500ポンド(現在のレートで約6万円~10万円程度)**は現金で持っていくと安心です。
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現地での両替術 日本円の現金を持っていき、現地で追加で両替する場合は、空港の両替所はレートが最悪なので絶対に避けましょう。 街中にある両替所、郵便局(Post Office)、大手スーパー「Marks & Spencer」の窓口などが、比較的良いレートで両替してくれます。
【第6章】結論:あなたの留学スタイルに合わせた「最強の組み合わせ」を見つけよう

ここまで様々な方法を見てきましたが、結論として、どれか一つだけを選ぶのではなく、あなたの留学スタイルに合わせて賢く組み合わせることが、最も重要です。
【短期留学(〜6ヶ月)向けモデル】
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メイン決済: Wise / Revolutのデビットカード(日々の支払いやATMでの現金引き出し)
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サブ&お守り: 海外旅行保険付きクレジットカード(高額決済や緊急時用)
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現金: 渡英時に持参する500ポンド程度
【長期留学(1年〜)で、英語に不安がある方向けモデル】
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渡英初期(〜3ヶ月): まずは上記の「短期留学モデル」で生活をスタートさせ、現地に慣れることを最優先。
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生活に慣れてから: 英語での手続きに少し自信がついたら、大学のサポートなどを利用して、現地の銀行口座開設に挑戦!開設できたら、日本からの海外送金に切り替えていく。
【長期留学で、英語力に自信がある方向けモデル】
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渡英後すぐ: 現地銀行口座開設の手続きを最優先で開始。
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メイン決済: 現地銀行のデビットカード(家賃や給与受取もこれ)
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海外送金: Wiseなどを使って、日本の口座から必要な分をまとめて送金。
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サブ&お守り: クレジットカード
そわかからの最終アドバイス: 私の留学時代とは違い、今は本当に便利で手数料の安いサービスがたくさんあります。英語力に不安があっても、日本で万全の準備ができることは格段に増えました。大切なのは、それぞれのメリット・デメリットをしっかり理解し、あなた自身のリスク許容度や性格に合った方法を、賢く組み合わせることです。
この記事が、あなたの経済的な不安を解消し、留学生活という、かけがえのない時間に集中するための一助となれば、心から嬉しいです。
あなたのイギリスでのお金の旅が、スムーズで安心なものになりますように!
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