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バース留学経験者そわかが語る、イギリス留学のリアルとヒント🇬🇧

イギリスで病気になったら?NHSの使い方とGP登録、薬局(Boots)活用法

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イギリスで病気になったら?NHSの使い方とGP登録、薬局(Boots)活用法

 

 

 

【序章】留学最大の不安、「もしも、イギリスで病気になったら…」

こんにちは!元イギリス留学生のそわかです。「Abbeyに恋して そわかのイギリス留学情報Navi」へ、ようこそお越しくださいました。

慣れない海外での生活。数ある心配事の中でも、おそらく最も大きな不安の一つが「健康」に関することではないでしょうか。

言葉の壁、文化の違い、そして日本の家族と遠く離れて暮らす心細さ。そんな中で、もし熱を出したら?もし怪我をしてしまったら?そう考えただけで、胸がキュッと締め付けられるような気持ちになるかもしれません。

おかげさまで、私自身は留学中、幸いにも大きな病気や怪我をすることなく、元気に過ごすことができました。 でも、だからこそ断言できることがあります。それは、渡英前に**「もしもの時のための正しい知識」を身につけ、「きちんとした保険に加入しておく」**という事前の準備があったからこそ、心の底から安心して、日々の学びや挑戦に集中できたのだ、ということです。

私の周りの友人の中には、高熱を出したり、アレルギーに悩まされたりして、現地の医療機関にお世話になった子もいました。彼らの経験を見ていて痛感したのは、**「いざという時にどう行動すればいいかを知っているか」**が、何よりも大切だということです。

この記事では、そんな「もしも」の時のために、皆さんが安心して行動できるよう、イギリスの医療制度の基本から、具体的な病院のかかり方、薬局の上手な使い方まで、私が徹底的にリサーチした情報を、順を追って詳しく、そして丁寧に解説していきます。この記事が、あなたのイギリスでの健康を守る「お守り」のような存在になれたら嬉しいです。

 

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【第1章】まず知っておこう!留学生を支えるイギリスの医療制度「NHS」とは?

イギリスの医療を理解する上で、絶対に欠かせないキーワードが「NHS」です。

 

1-1. NHS(National Health Service)ってなあに?

www.nhs.uk

NHSとは、イギリスの**「国民保健サービス」のことです。国営の医療保険制度であり、原則として、その費用は税金で運営されています。イギリスに合法的に居住している人は、国籍を問わず、必要な医療を原則無料**で受けられる、というのが基本的な考え方です。これは、世界でも非常に優れた制度の一つとして知られています。

 

1-2. 留学生が支払う「IHS(Immigration Health Surcharge)」の正体

www.gov.uk

「留学生も、無料で医療を受けられるの?」 はい、その通りです。そして、その権利の根拠となるのが、学生ビザを申請する際に、私たち留学生が**支払いを義務付けられている「IHS(Immigration Health Surcharge=移民医療付加料)」**です。

これは、留学生がイギリスの医療制度を利用するための、いわば**「保険料」のようなもの。2025年9月現在、学生ビザ申請者は年間£776(約15万円)**を、ビザの期間分まとめて前払いしています。決して安い金額ではありませんが、このIHSを支払っているからこそ、私たちはイギリス人と同じように、NHSが提供するほとんどの医療サービスを追加料金なしで利用する権利を得られるのです。

  • IHSでカバーされるもの(無料になるもの):

    • GP(かかりつけ医)の診察

    • 病院での専門医の診察や治療

    • 事故や急病時の救急治療

    • 入院した場合の費用

  • IHSでカバーされないもの(自己負担が必要なもの):

 

1-3. イギリス国内での小さな違い

 

NHSはイギリス共通の制度ですが、細かなルールは地域(カントリー)によって異なります。留学生にとって最も大きな違いは**「処方箋料」**です。

ご自身が留学する地域がどこなのか、頭の片隅に置いておくと良いでしょう。


【第2章】渡英後、真っ先にやるべき最重要ミッション「GP登録」

ここが、この記事で私が最も強くお伝えしたい、最重要セクションです。イギリスで安心して暮らすための第一歩は、病気になる前に、GP(ジーピー)に登録すること。これに尽きます。

 

2-1. GP(General Practitioner)とは?あなたの「かかりつけ医」

 

GPとは、地域医療の総合窓口となる「かかりつけ医」のことです。イギリスでは、日本のように「風邪だから内科」「肌荒れだから皮膚科」と、自分で専門の病院を選んで直接行くことはできません。

体調が悪い時は、まず、どんな症状であれ、このGPに診てもらうのが基本ルール。そして、より専門的な検査や治療が必要だとGPが判断した場合に初めて、GPからの**紹介状(Referral Letter)**を持って、総合病院の専門医(スペシャリスト)の診察を受けることができる、という仕組みになっています。

 

2-2. なぜ「GP登録」がそんなに大事なの?

 

それは、GP登録をしていないと、緊急時以外、NHSの診察をスムーズに受けることができないからです。

想像してみてください。ある朝、39度の高熱とひどい喉の痛みで目が覚めたとします。そんなしんどい状況で、「まずは、自分の住んでいる地域のGPを探して、登録手続きをして、それから診察の予約を取って…」なんて、できますか?おそらく、不可能ですよね。

GP登録は、病気になってから慌ててするものではなく、**渡英して住所が決まったらすぐに済ませておくべき、電気や水道の契約と同じ「生活インフラの手続き」**の一つなのです。

 

2-3.【超図解】GP登録、ステップ・バイ・ステップ完全ガイド

 

では、具体的にどうやって登録するのか。全く難しくありませんので、安心してくださいね。

  1. ステップ①:自分の地域のGPを探す

    • まず、NHSの公式サイト「NHS Find a GP」にアクセスします。

    • 検索窓に、ご自身が住んでいる寮やフラットの**郵便番号(Postcode)**を入力して検索します。

    • すると、あなたの家から近い順に、GPの一覧が地図と共に表示されます。それぞれのGPの評価や、ウェブサイトへのリンクも確認できるので、いくつか比較してみましょう。大学が、留学生向けに特定のGP(大学のヘルスセンターなど)を推奨している場合も多いので、大学からの案内も必ずチェックしてください。

  2. ステップ②:必要書類を準備する 登録に行く前に、以下の書類を準備しておくとスムーズです。

    • パスポート

    • BRPカード(Biometric Residence Permit)

    • 住所を証明する書類(寮の契約書や、大学から届いた手紙など)

    • 大学の在学証明書

  3. ステップ③:GPの受付(Reception)へ行く 選んだGPの受付へ行き、スタッフにこう伝えましょう。

    "Hi, I'd like to register as a new patient." (こんにちは、新しい患者として登録したいのですが)

    これだけで、必要な手続きを案内してくれます。

  4. ステップ④:登録用紙(GMS1 form)に記入する 受付で、登録用紙(通常は「GMS1 form」という緑色の紙)と、そのGP独自の問診票を渡されます。

    • GMS1 form: 氏名、生年月日、住所、過去の住所、NHS Number(持っていれば)などを記入します。

    • 問診票: 身長、体重、アレルギーの有無、過去の病歴、喫煙・飲酒の習慣、家族の病歴などについて質問されます。難しい医学用語が出てくることもあるので、スマートフォンの翻訳アプリなどを使いながら、落ち着いて記入しましょう。

  5. ステップ⑤:登録完了と「NHS Number」の受け取り 書類を提出すれば、手続きは完了です。その場で診察券のようなものがもらえるわけではありません。後日、登録が完了した旨と、あなたのNHS Number(10桁の医療番号)が記載された手紙が、登録した住所に郵送されてきます。これで、あなたも正式にそのGPの患者の一員です!

 

 

 


【第3章】いざという時!GPの診察予約から受診までの流れ

GP登録が済んでいれば、体調を崩しても安心。次は、実際に診察を受けるためのステップです。

 

3-1. 予約(Appointment)を取る方法

 

GPの診察は、完全予約制です。直接行っても診てもらうことはできません。

  • 電話予約: 最も一般的な方法です。GPの受付に電話し、予約を取りたい旨を伝えます。

    "Hi, I'd like to make an appointment to see a doctor." (こんにちは、お医者さんの診察予約を取りたいのですが)

    その後、本人確認のために氏名と生年月日を聞かれ、症状について簡単に質問されます。

    • 症状を説明するための簡単な英単語リスト

      • 頭痛:Headache

      • 腹痛:Stomach ache

      • 熱:Fever / High temperature

      • 咳:Cough

      • 喉の痛み:Sore throat

      • 吐き気:Nausea

      • 発疹:Rash

  • オンライン予約: GPによっては、専用のアプリやウェブサイトからオンラインで予約できる場合があります。電話での英語に自信がない方には、非常に便利な方法です。

 

3-2. 診察当日の流れと心構え

 

予約した時間通りにGPへ行き、受付で「〇〇時に予約している、そわかです(I have an appointment at (time) with Dr. (doctor's name). My name is Sowaka.)」と伝え、待合室で待ちます。

自分の名前が呼ばれるか、電光掲示板に表示されたら、指定された診察室(Consulting Room)に入ります。診察時間は、通常10分程度と短いことが多いです。限られた時間で的確に症状を伝えるために、**「いつから」「どこが」「どのように」痛むのか、そして「何を心配しているのか」**を、事前に英語でメモに書いて持っていくことを、心の底からお勧めします。


【第4章】軽い風邪なら、まずここへ!薬局(Pharmacy)の上手な使い方

実は、イギリスでは風邪や頭痛といった軽い症状で、いきなりGPに行く人はあまりいません。多くの人がまず訪れるのが、街の薬局(Pharmacy)です。

 

4-1. あなたの街の頼れる存在「Boots」と「Lloyds Pharmacy」

 

イギリスの二大ドラッグストアチェーンと言えば、この2つ。医薬品だけでなく、化粧品から文房具、食料品まで何でも揃う、まさに留学生の生活の強い味方です。

 

4-2. 薬剤師(Pharmacist)は、健康相談のプロフェッショナル

 

薬局の奥にある処方箋カウンターにいる、白衣を着た薬剤師さんは、健康に関する相談ができる、最も身近な医療専門家です。「こんな症状なんだけど、どの薬がいい?」「これって、病院に行った方がいいかな?」といった質問に、無料で、そして専門的な知識に基づいてアドバイスをくれます。GPの予約がなかなか取れない時でも、まずは薬剤師さんに相談してみる、というのがイギリスの常識です。

 

4-3. 市販薬(Over-the-counter medicine)を使いこなす

 

薬剤師さんのアドバイスを元に、症状に合った市販薬を購入しましょう。留学生が知っておくと便利な代表的な市販薬はこちら。

  • Paracetamol(パラセタモール): 最も一般的な解熱鎮痛剤。

  • Ibuprofen(イブプロフェン): パラセタモールより少し強い解熱鎮痛・消炎剤。

  • Lemsip(レムシップ): お湯に溶かして飲む、レモン風味の総合感冒薬。体を温めながら水分補給もできる、イギリスの風邪の定番です。

 

4-4. 処方箋(Prescription)とお金の話

 

GPで診察を受けた結果、処方箋を出してもらった場合は、それを持って薬局へ行きます。薬剤師さんに処方箋を渡すと、薬を用意してくれます。 前述の通り、**イングランドでは、処方箋1枚につき定額の料金(2025年現在で£9.65)**がかかります。この支払いは、薬局のレジで行います。

 

 

 

 


【第5章】緊急時は、落ち着いて!救急車(999)と緊急相談(111)の使い分け

万が一の事態に備えて、緊急時の連絡先は必ず覚えておきましょう。

  • 命に関わる一大事!迷わず「999」を呼ぶべき時 交通事故での大怪我、急な胸の痛み、意識がない、呼吸が苦しいなど、生命の危機が迫っている、一刻を争う事態の場合にダイヤルするのが「999」です。この番号で、救急車(Ambulance)、警察、消防、全てに繋がります。

  • 「救急車を呼ぶほどではないけど、どうしよう…」そんな時は「111」 NHS 111は、24時間365日対応の、無料の電話相談サービスです。命に別状はないけれど、急な体調不良でどう対処すればいいか分からない、GPが閉まっている夜間や休日に医療的なアドバイスが欲しい、といった場合に利用します。 電話をかけると、専門のオペレーターが症状に関する質問をしてくれ、「今すぐ救急病院に行くべきか」「翌朝GPの予約を取るべきか」「自宅で様子を見るべきか」などを的確にアドバイスしてくれます。

  • Walk-in Centre / Urgent Treatment Centre 予約なしで、急な病気や軽度の怪我(切り傷や捻挫など)を診てもらえる「予約不要のクリニック」です。GPが閉まっている週末や夜間に体調を崩した時に、非常に頼りになる存在。Googleマップなどで「Urgent Treatment Centre near me」と検索すると、最寄りのセンターが見つかります。


【第6章】心の健康と、その他の医療(歯科・眼科)

  • 6-1. メンタルヘルス・サポート 慣れない留学生活でのストレスや孤独感は、誰にでも起こりうることです。決して一人で抱え込まないでください。まずは信頼できるGPに相談するか、ほとんどの大学に設置されている**カウンセリングサービス(Student Wellbeing Serviceなど)**を利用することを強くお勧めします。専門のカウンセラーが、無料で、そして秘密厳守であなたの話を聞いてくれます。

  • 6-2. 歯医者(Dentist)と眼鏡屋さん(Optician) ここで非常に重要な注意点です。歯科治療と**眼科(視力検査や眼鏡・コンタクトレンズ)**は、基本的にIHSの無料サービスの対象外となり、非常に高額な私費診療になります。 【対策】

    • 渡英前に、日本で歯の治療は完全に済ませておく!

    • 眼鏡やコンタクトレンズは、日本から予備を十分に持参する!

    • 万が一に備え、民間の海外旅行保険で、歯科治療をカバーできるプランを検討する。 私が留学前に、一番念入りに準備したのがこの点でした。


【終章】正しい知識と事前の準備が、あなたを守る一番の薬



イギリスの医療制度は、日本のものとは違う点が多く、最初は戸惑うこともあるかもしれません。

でも、この記事でお伝えした、 ① 渡英後すぐにGP登録を済ませること。 ② 軽い症状は、まず薬局の薬剤師さんに相談すること。 ③ 緊急時の連絡先(999と111)を、携帯電話に登録しておくこと。

この3つのポイントさえしっかり押さえておけば、いざという時に落ち着いて、そして正しく行動できるはずです。

正しい知識と事前の準備こそが、異国の地であなたを守ってくれる、一番の薬になります。 この記事が、皆さんの健康に対する不安を少しでも和らげ、イギリスでの毎日を安心して、思いきり楽しむための「お守り」のような存在になれたなら、これ以上に嬉しいことはありません。

あなたの留学生活が、健康で、素晴らしいものでありますように。

 

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